「肥満」には、2分類・3種類あることをご存知でしょうか?
●過剰な栄養摂取や運動不足が原因の「原発性肥満」
●特定の基礎疾患によって肥満を生じる二次性肥満
の2分類に分けられます。
多くは、原発性肥満です。
二次性肥満とは、何かの病気で肥満になるものです。
こちらは病気の治療により肥満が解消されることもあると言われています。
そして、3種類に分けられます。
1 バナナ型肥満
2 リンゴ型肥満
3 洋ナシ型肥満
1 バナナ型肥満というのは「逆肥満遺伝子」のこと。
遺伝子変異が認められ、1日当たりの基礎代謝が200kcalほど多い状態で、内臓脂肪・皮下脂肪が薄いです。
脂肪がつきにくい分、筋力もつきにくいため、疲れやすく、エネルギー不足になりがち。
ほっそりとした体型をしているため羨ましがられるかもしれませんが、実は、一度太ってしまうと一般の人たちがダイエットするよりも難しくなります。
2 リンゴ型肥満というのは「内臓脂肪肥満型」のこと。
内臓脂肪は溜まりやすいが燃焼しやすいのが特徴です。
運動不足や栄養過多、ストレスや加齢などが要因となり、特にお腹周りに蓄積されていきます。
基礎代謝が下がり脂肪がつきやすくなるため、男性では中年以降に多く、女性では閉経後に多く見られます。
3 洋ナシ型肥満というのは「皮下脂肪肥満型」のこと。
皮下脂肪は溜まりにくいですが燃焼しにくいのが特徴です。
女性は男性よりも皮下脂肪が多いので、女性の方が痩せづらく、ダイエット経験も多いのかもしれませんね。
皮膚の下に脂肪が溜まります。お尻~太腿部に脂肪がつきます。
基礎代謝が下がるため、代謝を上げる運動療法を取り入れていくと良いとされます。
肥満の方によく見られる特徴として、基礎代謝や食事による熱産性が低いことが挙げられます。
体温が低いと、痩せにくいことが報告されています。
又、体内脂肪が多いと、水を欲しない特徴があると言われています。
水を摂取しなければ、身体の中の循環が滞り、様々なものが体内に溜まっていきます。
運動で筋肉量を増やしていくと、身体が自然と水を欲するようになります。
身体の中に水が流れると、循環がどんどん良くなり、血も腸の中も綺麗になっていきます。
「沼」と「川」に例えると解りやすいでしょうか。
運動により代謝が上がり、老化防止に繋がる訳です。
基礎代謝は、加齢や間違ったダイエットによって下がります。
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